資産運用に二つの捉え方があります。
一つは市場のタイミングを捉えて売買を繰り返す投機と、金融商品が持つリターンを捉える投資と、このうちリスクが小さいのは投資です。
投資信託は投資という名が付く通り、金融商品が持つリターンを活かして保有するものです。
短期的な志向ではなく、長期で育てていくのが本来の運用と言えます。
一方で投機では成果の落差が大きいものです。
大きく儲かる時もあれば、損失が膨らむ時があり、その繰り返しになることも少なくありません。
マーケットが常に変化しているもので、その変化を10年、20年と追い求めることはムリが生じ、時間的にみても非効率です。
そうした効率性の面からみても投資信託は有益な資産運用です。
そんな長期保有を前提にする投資信託ですから、最初の選択では慎重を期すことも大事になりますが、長い目で少しずつ買い増していくのがおすすめです。
また、途中で購入や契約もできるので柔軟にリスク・資産を管理することもできます。
投資信託は元本保証されず、中身に組み込まれている商品によってはリスクの大きさも異なりますが、そのリスクの振れ幅を最小限に抑えて、リターンを追求しているのも投資信託です。
運用に掛ける時間とそれで追求できる収益を天秤にかけると、投資信託のメリットもみえてきます。