「REIT」とは、「Real Estate Investment Trust」の頭文字をとったもので、不動産投資信託のことを指します。
日本のREITは、Japanの頭文字をとって「J-REAT]と呼ばれます。
不動産の建築や取得には、多額の資金が必要です。
そのため、その不動産の権利を細分化して販売することで、多くの投資家から資金を集め、不動産の建築や取得に活用するのです。
投資家には、その不動産の賃料や売却益を配当として分配します。
また、REITが上場株式である場合、通常の株式と同様に市場で売買が可能です。
そのため、REIT株が値上がりすれば、投資家である株主は売却益を得ることもできます。
ただし、不動産の賃料収入は通常大きな変動がないため、それを元にした配当もあまり大きな変化はありません。
また、不動産自体の価値も短期的には大きく変動しません。
そのため、REIT株は債券と通常株式の間の中リスク中リターンの金融商品という位置づけになります。
資産運用を行う場合、REITは安定した配当所得を得たり、中長期的に資産価値の上昇を目指す株式として位置付けておくことが望ましいでしょう。
ただし、あくまで金融商品である以上、当然ながらリスク管理は必要です。